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清水スタッフのつまらない話

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誰にでも記念となる日がありますよね?

こんにちは中山院の田渕です。

3月25日に子どもが産まれました!!
元気な男の子です。


3月25日に産まれるなんて全く思ってなくて、いつもの様に中山院の治療ベッドで昼寝していました。
この日はうちの奥さんが病院に入院する日で、午後から入院予定でした。
入院の手続きを済ませてベッドで胎児の心音を計測していたらどんどん心音が低下してきたそうです。
そして心音が消え、病室内は先生と看護師がバタバタしだしたそうです。
胎児の心音が低下もしくは消えると胎児がとても危険な状態とのことです。
大人と同じで心臓の動きが弱くなったり止まったりすると、脳に酸素がいきわたらなくなってしまいます。そんな状態になっているとも知らず、いつもの様に昼寝していました。普段携帯電話はマナーモードで更にバイブ機能もオフにしているのでどれだけ携帯を鳴らそうが気づかないのです。
こんな日に限って…
ただなぜか気になって携帯を見たらすごい数の着信とメールで飛び起きました。
母からのメールには「胎児の心音が低下したり消えたりしてかなり危険な状態、このまま自然分娩だと脳性マヒの可能性もあるから緊急で帝王切開したほうがいい。」という内容で今まで寝てた頭は動かず、何をすればいいかもわからず、タクシーに乗って病院まで行きました。
タクシーに乗っている時間は25分ぐらいだったと思います。
タクシーの中で過ごした時間がとてつもなく長く、午後の仕事には出れそうにないのでスタッフに連絡したりしていると、涙がポロポロ出てきました。
子どもの状態が心配・奥さんの状態が心配・もっと早く連絡に気づいていればよかったという後悔。
この時は不安でどんなことを考えても涙が出て、子どもが産まれることよりも何かよからぬことが起こるんじゃないかという不吉なことで頭がいっぱいだったように思います。
病院につくと母に「遅いねん!」って言われました。
そりゃそうですよね…
病院に着いた頃には帝王切開の手術も始まり、着いた10分後に看護師さんから「産まれましたよ」と声をかけてもらいました。
時間は午後15時58分。
36週目での出産なので、産まれたばかりの子どもは少し小さくて保育器に入っていましたが、ちゃんとこの世に生を受け自分で呼吸していました。
子どもが産まれた時は涙するもんやと勝手に思っていましたが、タクシーでひたすら涙したせいか、全く涙せずでした。
この後、奥さんも無事に戻ってきて一安心。
一時はどうなるかと思ったけど、奥さんも子どもも無事で本当に良かった。二人には貴重な体験をさせてもらい、命の尊さを教えてもらえた様に思います。
これから子どもを育てていくうえで、たくさんのことを教えてもらえると思うと今から楽しみです。
そして仕事・家庭ともに全力でぶつかっていき、これからどんどん自分も成長していきたいです。


今回のブログは中山院の情報誌(Sキューブ)に載せてます。


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